入江教授の2023年度JKA補助事業研究が終了しました
2025/03/31 (月)
入江教授の2023年度JKA補助事業研究が終了しました。
競輪の補助を受けて実施しました本事業の内容を以下に記します。
当研究室では光によって熱電変換物性を向上させる異常光熱電効果の研究を進めています。一般的には、光照射によって導電率は向上、ゼーベック係数は低下するトレードオフ関係が成立し、これを正常光熱電効果と呼びます。一方、酸化タングステンに白金を担持、もしくは積層した系では光照射により熱電物性(導電率、ゼーベック係数)が向上する異常光熱電効果を示すことを見出だしました。これは光照射がないときの通常の熱電効果に加え、光の効果で獲得できる電力が増大することを示しています。また、この異常光熱電効果発現機構を明らかにし、詳細をTakeru Ito, Chihiro Hanioka, Hiroshi Irie, “Anomalous Photo-Thermoelectric Effects of Platinum and Tungsten Trioxide Bilayers,” J. Appl. Phys., 136, 085001-1–085001-11 (2024)に発表しました。
競輪の補助を受けて実施しました本事業の内容を以下に記します。
当研究室では光によって熱電変換物性を向上させる異常光熱電効果の研究を進めています。一般的には、光照射によって導電率は向上、ゼーベック係数は低下するトレードオフ関係が成立し、これを正常光熱電効果と呼びます。一方、酸化タングステンに白金を担持、もしくは積層した系では光照射により熱電物性(導電率、ゼーベック係数)が向上する異常光熱電効果を示すことを見出だしました。これは光照射がないときの通常の熱電効果に加え、光の効果で獲得できる電力が増大することを示しています。また、この異常光熱電効果発現機構を明らかにし、詳細をTakeru Ito, Chihiro Hanioka, Hiroshi Irie, “Anomalous Photo-Thermoelectric Effects of Platinum and Tungsten Trioxide Bilayers,” J. Appl. Phys., 136, 085001-1–085001-11 (2024)に発表しました。
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